台風や地震などの自然災害が頻発し、各地で大きな被害が生じています。 診療所やご自宅の備えをいま一度ご確認ください。
台風による風水害(風災・水災)や地震による損害は、火災保険や地震保険(居住用建物※のみ)で 補償されます。補償対象は「建物」と「家財」です。加入は両方、いずれか一方でも可能です。
※居住用建物:住居のみに使用される建物、住居と業務使用(事務所・店舗)の併用住宅
◇火災保険
風災は台風により建物の屋根瓦がはがれたり、強風で窓ガラスが割れるなどの被害です。 火災保険の多くで補償対象となっていますが、風雨の吹込みで生じた損害は、建物の外部 (外壁、屋根等)の破損に伴うものに限られます。いわゆる「雨漏り」は対象外です。 水災は台風や豪雨等による土砂災害や床上浸水等です。契約内容によっては補償対象外の場合も ありますので、現在の契約内容をご確認ください。
火災保険で「家財」を補償対象にした場合、屋根が飛ばされたことで家屋内に雨水が入り、 家具や家電が壊れて使えなくなってしまった時や、家屋外であっても、敷地内にある物置・ 自転車が壊れた場合も補償されます。ただし、敷地内に置いてあった場合でも、自動車は対象とはなりません。
◇地震保険
地震保険は単独での加入ができず、火災保険と併せて加入する必要があります。補償対象は地震、 噴火または津波を原因とする火災、損壊、埋没、流失による建物や家財の損害です。 地震による火災損害(建物・家財)は、地震保険での補償となる点にご留意ください。
◇自動車の補償
火災や風水害で自動車が損害を受けた場合は、自動車保険の車両保険で補償します。 地震や噴火、津波は補償対象外ですが、別途特約をセットすることで補完できます。
◎保険料が約5%割安に◎
保険医協会の会員が協会集団扱の火災保険にご加入の場合は、一般で加入するより保険料が 約5%割安になります。契約時は医療機関等ご都合の良い場所へ伺います。 見積だけでもお気軽にお問い合わせください。
取扱保険会社:損害保険ジャパン日本興亜(株)、三井住友海上火災保険(株) 取扱代理店:(有)アミス
●市町村が災害見舞金を支給
災害による床上浸水、住宅の全半壊の場合、多くの市町村で災害見舞金が支給されます。 詳細は各市町村の災害見舞金の担当課へお問い合わせください(京都市は各区役所・支所の 地域力推進室[総務・防災担当])。